地震対策のため「耐震天井」が採用されるケースが増えています。金具での補強、ブレースの設置(揺れを止める斜めの支え)、クリアランスの確保(壁と天井の間の隙間)を行っている耐震天井ですが、メンテナンスを怠ると落下などにつながる危険があります。本記事では、「耐震天井」の点検のコツを解説します。
一般的な吊り天井は、上からボルトで吊るされているだけなので、地震が起きるとブランコのように大きく揺れます。これを防ぐために施される対策の一つ目が、クリップやハンガーといった細かい部品の固定です。従来の天井は部品を引っ掛けるだけの構造でしたが、耐震天井ではビスやボルトで強固に結合し、外れにくくしています。二つ目は「ブレース」と呼ばれる斜めの支えです。天井裏にV字型のパーツを取り付けることで、地震の横揺れを物理的に抑え込みます。そして三つ目が、天井と壁の間に設ける「クリアランス(隙間)」です。建物自体が揺れた際、天井が壁にぶつかって壊れるのを防ぐための重要なスペースです。
しかし、これらの対策は「一つでも欠けると効果が弱くなる」というバランスの上に成り立っています。次は、これらがどのように機能を失ってしまうのか、具体的な原因を見ていきましょう。
もっとも多いトラブルの原因は、湿気による「サビ」や振動による「緩み」です。部品を強固に固定している分、サビで固まってしまったり、逆にネジが緩んでパーツが外れたりすることがあります。これらは天井裏で静かに進行するため、普段の生活ではなかなか気づくことができません。
また、リニューアル工事などの「人為的なミス」も大きなリスク要因です。例えば、壁紙を張り替える際に、見栄えを気にして壁と天井の隙間を埋めてしまうケースがあります。隙間がなくなると、地震の際に天井の逃げ場がなくなり、壁に衝突して落下する原因となります。
建物の安全を守るためには、自主的な確認も大切です。特に、設備や内装の工事を行った直後は、不具合が起きやすいタイミングです。専門的な知識がなくても、以下のポイントを確認することでリスクを大幅に減らすことができます。
その他、専門家の点検を依頼する際は「ここは耐震仕様なので、天井裏のブレースなどが緩んでいないか確認してください」と伝えるだけでも違います。
「耐震天井」は、部品の固定・ブレース・隙間の3点が揃って初めて機能します。目視でわかる部分もあるので、日頃から自分でも定期的に確認をしておくことがオススメです。
500m2以上の工場向け

引用元:マクライフ公式HP(https://maklife.jp/works/)
こんな膜天井
集合住宅向け

引用元:リフォジュール公式HP
(https://www.refojoule.co.jp/makutenjo/index.php#jirei:~:text=L%3D2.7M-,%E6%96%BD%E5%B7%A5%E4%BA%8B%E4%BE%8B,-%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3)
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