昭和19年の設立以来、産業用繊維製品の製造・販売を一貫して手がけてきた協立工業株式会社。ここでは、膜構造建築の設計・施工にも詳しい協立工業株式会社の膜天井の特徴や、施工事例についての情報をご紹介します。
協立工業株式会社の膜天井素材は、その軽さが最大の魅力。膜天井の設置には金具を使用しますが、協立工業では専用のものを用いるため、天井面構成部材の質量が2kg/m²以下に収まるのが特徴です。また、薄くて軽い素材でありながら強度も高く、柔軟性もあるので地震発生時の揺れを吸収して安全性を確保。落下物を受けとめ、災害時の天井落下被害を最小限にできるのもメリットです。
膜天井素材には反射性能があるため、照明や窓から入ってきた光などを反射・拡散し、室内空間を明るく保つことができます。また、吸音性にも優れているため、エントランスホール・音楽ホール・体育館といった、吸音性能が必要な場所にも向いています。さらに、湿気に強いのも膜天井の特徴のひとつ。屋外使用している素材を用いることで気密性をアップさせられるため、湿気による素材の劣化といったトラブルを防ぐこともできます。
協立工業株式会社では、膜天井の施工にテンションタイプ・懸垂タイプ・パネルタイプの3タイプの工法、形状については平面・切妻・寄棟・円弧の4タイプを用意。フラットに張ることでパネル面として見せたり、張力をかけず懸垂させることで膜ならではのデザインを実現したりするなど、ニーズに合わせて工法を選ぶことができます。また、既存天井を撤去できないケースにおいては、フェイルセーフ機能を持つ膜天井を使用するといった選択肢もあります。
膜天井には、天井の耐震化ができる「膜天井」と、照明効果を上げて空間をデザインする「光膜天井」の2種類があるのをご存知でしょうか?
本サイトでは、膜天井/光膜天井を提供している18社を調査(2022年3月時点)。その中から、それぞれにオススメの製品を紹介しています。ぜひそちらも併せてご覧ください。
桃山学院昭和町キャンパスの体育室に、天井脱落対策として膜天井を設置した事例です。主要構造部に膜天井下地を緊結、天井面構成部分の重量は1.6kg/m²となるため、特定天井に該当しない安全性の高い天井となりました。
流通経済大学の龍ヶ崎キャンパスに設置された膜天井は、幅1.5~2m・長さ6~8mのプリクトマ膜材を38枚使用。連続して設置することで、膜天井の形を成しています。膜を固定する金具は特別品を使用、極力目立たないよう工夫されています。
桃山学院和泉キャンパスのチャペルの天井を、膜天井で改修。もともとは12mmのプラスターボードが使用されていましたが、膜天井改修後は天井面構成部材の重量が1.0kg/m²以下に。光を取り込み反射させることで、空間も明るくなりました。
会社名 | 協立工業株式会社 |
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本社所在地 | 東京都中央区築地3-1-10 Shinto GINZAEAST 5F |
電話番号 | 03-6264-0070 |
公式HP | https://kyoritsukogyo.co.jp/ |
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