特定天井とは
特定天井の概要
特定天井とは、脱落により重大な危害を生ずる恐れのある天井のこと。平成25年国土交通省告示771号「特定天井及び特定天井の構造耐力上安全な構造方法を定める件」に記載されており、以下の条件を満たすと特定天井とみなされます。
吊り天井である
特定天井は吊り天井であることが大前提。直天井は対象外となります。
天井の高さが6mを超えており、
水平投影面積が200m²を超えるもの
天井材が脱落した場合の危害を念頭に、一定の程度を超えるものが対象となります。
質量が2kg/m²を超える
吊りボルトなどの吊り材や斜め部材(ブレース)は除外。照明器具など自重を天井材が負担している場合はその質量を含みます。
人が日常的に利用する場所に
設置されている
ホール・廊下・エントランス・体育館などが想定されており、日常的に人が立ち入らない機械室などは該当しないことがあります。
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特定天井が定められた背景
2011年に発生した東日本大震災では、吊り天井の落下被害が数多く見られました。その数は、約2,000件以上にのぼります。(※)
1981年に導入された新耐震基準によって構造物の躯体の耐震化は進みましたが、天井を含む非構造部材の耐震化が遅れていたことが、東日本大震災によって露呈した形となったのです。
これを受けて、政府は吊り天井の脱落・落下対策について、詳細に定める法整備が必要であることを確認。2013年に調査結果に基づく対策をまとめたものとして技術基準告示「国土交通省平成25年告示第771号他」が交付され、2014年に施行されることになりました。
国土交通省平成25年告示第771号の「特定天井及び特定天井の構造耐力上安全な構造方法を定める件」では、「特定天井の構造方法」が明確化されており、これに該当すると判断された場合は、耐力上の安全確保が義務付けられています。
※参照元:日本耐震天井施工協同組合https://www.jacca.or.jp/aboutus/approach.html
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