太陽工業株式会社は、膜構造建築物におけるリーディングカンパニー。世界でも高いシェア率を誇る太陽工業株式会社では、どのような膜天井を提供しているのでしょうか。その特徴と、実際の施工事例をまとめてみました。
太陽工業の膜天井で大きな特徴となるのが、一般的なボード系天井とは異なる「軽さ」と「柔軟性」です。膜材は非常に軽量なため、天井面の重量を抑えやすく、万が一の落下時に生じる人的被害の低減につながります。
さらに、膜が持つ柔軟性によって地震時の揺れや変形にも追従しやすい点もメリット。太陽工業では、体育館やプール、劇場・ホールなど、多くの人が利用する大規模施設にも膜天井を展開しています。「落ちにくい天井」を目指すだけでなく、軽量な素材そのものを活かして安全性を高める設計思想が、同社の膜天井の大きな強みです。
膜材の透光性を活かせることも、太陽工業の膜天井を選ぶメリットの一つです。白色系の膜材は自然光を室内へ取り込みやすく、直射光を拡散させることで、柔らかな明るさを生み出します。
太陽工業の実証では、ガラス窓と膜天井を通して採光することで、照明時間を3分の1に低減した事例も紹介されています。自然光を取り入れながら照明への依存を抑えるという考え方は、快適性だけでなく施設の運用コストを考えるうえでも注目したいポイントです。
膜天井の役割は、天井を覆うことだけではありません。膜材の特性を活かして、室内の光や音の環境を整えられる点も特徴です。
太陽工業では、吸音性能を備えた膜材も展開しており、天井面での音の反射をコントロールすることで、用途に応じた音響環境をつくることができます。実際に倉敷市屋内水泳センターで行われた検証では、膜天井の施工後に残響時間が短縮。200Hz帯では約0.42秒の短縮が確認されています。体育館やプール、ホールなど、音の響き方が重要になる施設との相性にも優れています。
膜天井を導入する際に気になりやすいのが、「実際に設置するとどのような空間になるのか」という点です。太陽工業では、既存施設に膜天井を設置した場合の完成イメージを確認できる「膜天井シミュレーター」を用意しています。
2辺定着や全周定着、ルーバータイプなど複数の仕様を選べるほか、膜のカラーも変更可能。施工前に天井の形状や色、施設全体とのバランスを視覚的に検討できるため、完成後のイメージを共有しながら計画を進めたい場合に役立ちます。
参照元:太陽工業株式会社公式HP「膜構造建築物の特長」
(https://www.taiyokogyo.co.jp/membrane_features/)
膜天井には、天井の耐震化ができる「膜天井」と、照明効果を上げて空間をデザインする「光膜天井」の2種類があるのをご存知でしょうか?
本サイトでは、膜天井/光膜天井を提供している18社を調査(2022年3月時点)。その中から、それぞれにオススメの製品を紹介しています。ぜひそちらも併せてご覧ください。

イオンモール福津に設置された膜天井です。複数枚の膜素材を等間隔に設置し、スタイリッシュなデザインを実現。カラーライトをシートに投影することで、無地でシンプルな膜天井をポップに演出しています。

函館競馬場の施設内に設置された膜天井です。2,392m²という大型サイズの膜天井ですが、つなぎ目などを感じさせず、開放感とおおらかさを感じる空間に仕上がっています。曲線面など、膜ならではの自由度が活かされた事例です。

高等学校の、多目的教室棟に採用された膜天井です。多くの生徒が集うカフェトリウムの上部に、緩やかなカーブを描いた膜天井を設置。膜天井を通して取り込まれるやわらかな自然光が、空間を優しく包んでいます。

十和田市総合体育センターのアリーナに採用された膜天井です。天井全体に緩やかな起伏を持たせたデザインで、広い競技空間に特徴的な表情を加えています。白い膜面に照明を組み合わせることで、明るく開放感のあるアリーナ空間を演出。膜天井の採用面積は2,523㎡に及びます。

いきいきランド交野 総合体育館のメインアリーナに採用された膜天井です。大きく弧を描く天井形状と、中央に設けられた採光面が特徴。自然光を取り込みやすい構成と膜素材の柔らかな印象が、明るく伸びやかな室内空間をつくり出しています。膜天井の施工規模は1,062㎡です。

塩釜ガス体育館に採用された膜天井です。白い膜面をベースに、帯状に配置された照明が天井全体にリズムを与えています。天井の明るさを確保しながら、すっきりとした現代的なデザインに仕上げている点が特徴。体育館の広い競技スペースにも馴染む、開放的な天井デザインです。膜天井の施工規模は3,013㎡で、PVC膜が使用されています。
| 会社名 | 太陽工業株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都世田谷区池尻2-33-16(東京本社)、大阪府大阪市淀川区木川東4-8-4(大阪本社) |
| 電話番号 | 03-3714-3331(東京本社)、06-6306-3111(大阪本社) |
| 公式HP | https://www.taiyokogyo.co.jp/ |
500m2以上の工場向け

引用元:マクライフ公式HP(https://maklife.jp/works/)
こんな膜天井
集合住宅向け

引用元:リフォジュール公式HP
(https://www.refojoule.co.jp/makutenjo/index.php#jirei:~:text=L%3D2.7M-,%E6%96%BD%E5%B7%A5%E4%BA%8B%E4%BE%8B,-%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3)
こんな膜天井