軽量で落下などの危険性が少ないとされる膜天井ですが、気になるのは火災に強いかどうかを示す「不燃性」。ここでは、膜天井素材の不燃性に関する情報をまとめました。
膜天井の燃えやすさは、製品に使用されている素材によって異なります。膜天井は製品によって使用素材が異なりますが、主な素材はPVC・ポリエステル・グラスファイバーです。
PVC(ポリ塩化ビニル)は、樹脂の中でも燃えにくい素材のひとつ。ポリエチレン・ポリプロピレンといった他のプラスチック素材に比べても、優れた耐熱性を持っています。
ポリエステルは主原料が石油となっており、含有する水分量が限りなくゼロに近い素材。化学繊維の中では比較的高温に強いとされていますが、一度火がつくと一瞬で燃え広がってしまうのが特徴です。
グラスファイバーは、ガラスを主原料とする素材。国土交通省の告示でも不燃材料として指定されているもので、公的に不燃性が認められています。そのため、火災が発生しても燃えにくいだけでなく、有害ガスもほとんど発生しません。
こうした素材の特徴と、膜天井を設置する設備の用途などを考慮しつつ、膜天井を選ぶとよいでしょう。
公民館のホールに設置された不燃膜天井です。ピンと張られた膜素材が美しく、照明を反射するため施設内の明るさも十分です。
別府コンベンションセンター(B-Con Plaza)の中会議室の修繕工事に、不燃性のLBクロスを使用。画面の白い部分が不燃材で、吸音性能も持っています。
本サイトでは、膜天井を提供している18社を調査(2022年3月時点)。その中から、オススメの製品を紹介しています。ぜひそちらも併せてご覧ください。
500m2以上の工場向け
引用元:マクライフ公式HP(https://maklife.jp/works/)
こんな膜天井
集合住宅向け
引用元:リフォジュール公式HP
(https://www.refojoule.co.jp/makutenjo/index.php#jirei:~:text=L%3D2.7M-,%E6%96%BD%E5%B7%A5%E4%BA%8B%E4%BE%8B,-%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3)
こんな膜天井