膜天井の不燃性
軽量で落下などの危険性が少ないとされる膜天井ですが、気になるのは火災に強いかどうかを示す「不燃性」。ここでは、膜天井素材の不燃性に関する情報をまとめました。
膜天井は燃えるのか燃えないのか
膜天井の燃えやすさは、製品に使用されている素材によって異なります。膜天井は製品によって使用素材が異なりますが、主な素材はPVC・ポリエステル・グラスファイバーです。
PVC(ポリ塩化ビニル)は、樹脂の中でも燃えにくい素材のひとつ。ポリエチレン・ポリプロピレンといった他のプラスチック素材に比べても、優れた耐熱性を持っています。
ポリエステルは主原料が石油となっており、含有する水分量が限りなくゼロに近い素材。化学繊維の中では比較的高温に強いとされていますが、一度火がつくと一瞬で燃え広がってしまうのが特徴です。
グラスファイバーは、ガラスを主原料とする素材。国土交通省の告示でも不燃材料として指定されているもので、公的に不燃性が認められています。そのため、火災が発生しても燃えにくいだけでなく、有害ガスもほとんど発生しません。
こうした素材の特徴と、膜天井を設置する設備の用途などを考慮しつつ、膜天井を選ぶとよいでしょう。
不燃膜天井の例
フラットでシャープな不燃膜天井
画像引用元:リフォジュール株式会社公式HP
(https://www.refojoule.co.jp/funenmakutenjo/)
公民館のホールに設置された不燃膜天井です。ピンと張られた膜素材が美しく、照明を反射するため施設内の明るさも十分です。
不燃性で吸音性能のある膜材を使用
画像引用元:株式会社トニー公式HP
(https://tony-net.com/works/2021/03/15/ビーコン中会議室 天井耐震他工事/)
別府コンベンションセンター(B-Con Plaza)の中会議室の修繕工事に、不燃性のLBクロスを使用。画面の白い部分が不燃材で、吸音性能も持っています。
膜天井/光膜天井の
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おすすめの2メーカー
膜天井には、広範囲な天井の施工に向いているものと、個人宅用のコンパクトなものの2種類があります。それぞれに特徴がありますので、導入を検討している施設に合わせて、適切な製品を選ぶことが大事です。
株式会社マクライフ
引用元:マクライフ公式HP(https://maklife.jp/works/)
こんな膜天井
- ・特許技術により最小限の足場でコストを削減
- ・備品や工作機械の移動なしで施工が可能
- ・短工期のため稼働停止期間が最小限
マクライフの
膜天井を公式HPで見る
※Googleで「膜天井」と検索した際の上位18社の内、唯一1枚の大きな膜シートで、隙間なく天井を包み込む膜天井(2022年3月10日時点)。
リフォジュール
株式会社
引用元:リフォジュール公式HP
(https://www.refojoule.co.jp/makutenjo/index.php#jirei:~:text=L%3D2.7M-,%E6%96%BD%E5%B7%A5%E4%BA%8B%E4%BE%8B,-%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3)
こんな膜天井
- ・ハウスシック対策としても優れる
- ・軽さにこだわった特殊ストレッチシート使用
- ・湿気を吸収しないという特性も持ち合わせる
リフォジュールの
膜天井を公式HPで見る
※Googleで「膜天井」と検索した際の上位18社の内、唯一(一財)ベターリビングによる優良住宅部品認定を受けている膜天井(2022年3月10日時点)。